« 山中先生の講演会 | トップページ | 消費者庁への期待 »

講演会の感想

Yamanaka1_2
どうやら主催者側と思われるCOCOさんから先にコメントを頂いてしまったのですが、改めて山中先生の講演会レポートです。幼稚園の行事で30分遅刻してしまったので、内容を全部網羅できていません。ごめんなさい。

私が先生の講演会を聞くのはこれで二度目です。最初はちょうど1年ぐらい前。事故予防推進ボランティア講座を受けるきっかけとなった講演会でした。初めて聞いた時は、「事故は起こったら大変」ばかりが頭に残ったのですが、講座を習う前と習った後ではやっぱりキーワードが耳に入る感じが違います。今回は先生も意識して強調されていたのか、事故の中でも重症度の高い物から対策を考えていく事に重点を置いて説明されていました。

私たちにとって子どもの事故や事故による重症というとなんとなくケガでせいぜい出血か骨折するぐらいのイメージですが、重症度が一番高くなれば死亡。そうでなくても長く残る後遺症を思うと、決しておろそかには出来ないと仰るのが胸にしみます。

Yamanaka2その重症度の高い事故を減らすために、少ない努力で高い効果を生み出すものとして、先生は法令化を挙げていました。企業の対策だけではなかなか対応できないことも、法令化する事によって、大きな効果を生み出します(ちょうどこの写真です)。

例えば欧米で良く使われるボイラーによる給湯システムについて、大人は60℃のお湯なら3秒で一度の火傷、50℃なら29秒で一度の火傷を負うそうです。子どもなら皮膚が薄いからもっと早く火傷になる可能性があります。仮に給湯温度が60℃であった物を、法令化により50℃に下げることで、重症な火傷はかなり減った。と仰います。具体例が挙がると身が引き締まる思いです。

私たちの生活でも「ここがこうなれば事故はもっと減る」という日ごろのちょっとした思いつきが、事故を減らす事が出来るかもしれないのですね。そんな例として、ドアのちょうつがいが見えない設計のドアを挙げていました。なるほど、ちょうつがいに手を挟まれるケースは少なくないですからね、大人の私も数回経験してますし(^_^;

この他にも身近な重傷事故の可能性を示唆された中で、私が特に感動したのは、

大人用のシートベルトは誰でも簡単に取り付けられ、誰が着けても同じように効果が出る。なのにチャイルドシートの99%以上は正しく取り付けられていない。誰が取り付けても正しく使えるようにするシートの開発が必要だ。そのため
にはそれを義務づける法制化が必要だ。

……じーん。ただ単に法制化を訴えるのではなく、実際に使う人が使いやすくなる事も法制化するに当たって必要なんだと思ったからです。簡単になって安全になる、子育ての忙しい中で、そんな道筋が出来て子どもが幸せになれたら、そんなハッピーな法律はないですよね。会場では夫婦で講演を聴きに来たご家族もあり、小さなお子さんに向けて自転車用にはどんなヘルメットがいいのかと相談される方もあり。参加者は30数名と少ないながらも活気ある講演会だったと思います。っていうか、こんないい話なのに聞きに来る人少なくてもったいない!!

<おまけ その1>
私感動のあまり、講演が終わってから控えの部屋に押しかけました!無理矢理自己紹介して、子どもの事故予防推進ボランティアをするにあたり、何かアドバイスをとお願いしたら、「今は火傷より自転車事故が多いから、ヘルメットの話してね」でした。
今度は火災や火傷予防のネタをやるつもりだったのに……宿題増えましたorz

ってことで、ここで宣伝。

6/1から子どもが自転車に乗る時にヘルメット推奨です。それから高速道路の後部座席シートベルトは義務化します。特に後部シートベルトは減点対象でーす。ご注意くださーい。

<おまけ その2>
「子供用自転車ヘルメットはどれが良いのか」という質問に対し、先生は現在市販のヘルメットの多くは欧米から原型を取られている事、子どもの頭の形が欧米の子と日本の子では異なるため、ちゃんとお店に行ってその子の頭にあう形のヘルメットを探して欲しい、と仰ってました。購入の時の参考になさってください。

子どもの手挟み・指挟み防止!!もうはさまん棒

子供用ヘルメットを見るだけ見てみる

|

« 山中先生の講演会 | トップページ | 消費者庁への期待 »

リスクウオッチ」カテゴリの記事

「育児」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/4400/41329969

この記事へのトラックバック一覧です: 講演会の感想:

« 山中先生の講演会 | トップページ | 消費者庁への期待 »